【最大9,000万円】ものづくり補助金がリニューアル!「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」申請要件から賃上げ返還シミュレーションまで中小企業診断士が徹底解説

設備投資や革新的な新サービス開発を目指す中小企業・個人事業主の皆様、大変お待たせいたしました。令和8年6月29日、従来の「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」を大幅に刷新した大型公的支援策「令和8年度 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(第1回公募)」の公募要領(1.0版)がついに公開されました。

なぜ今、この補助金に注目すべきなのか。それは、補助上限額が最大9,000万円へと大幅にスケールアップした一方で、賃上げ目標未達成時の「補助金返還ペナルティ」や「代表者本人による口頭審査(オンライン面接)」、代理申請の取り締まり厳格化など、これまで以上に「申請者の主体性」と「計画の実効性」が厳しく問われる制度設計へリニューアルされたからです。

例えば、新事業進出枠(旧・事業再構築補助金等のエッセンスを統合した注目枠)では、自社にとって初めてとなる「製品の新規性」と「異なる顧客ニーズ(新たな市場)」を満たすプロジェクトであれば、建物費や機械装置、システム構築に要する膨大なコストを最大で3分の2(賃上げ特例時:最大9,000万円)まで国にバックアップしてもらえます。しかし、「常勤の従業員が0名」である場合や、「過去16か月以内に他の大型補助金に採択されている」といった、募集要項を隅々まで読み込まなければ気づけない数多くの「不採択地雷ポイント」が潜んでいます。

これからの時代、AIで自動作成したような中身 of 薄い計画書で運良く採択されても、交付決定前の事前着手ミスや実績報告の提出書類不備、さらにその後の賃上げ目標未達により、補助金を一円も受け取れなかったり全額返還を求められたりする「最悪の事態」になりかねません。だからこそ、中小企業診断士であり認定支援機関であるプロの視点から、公募要領(1.0版)の極めて難解な要件と絶対に避けるべき地雷をわかりやすく解説します。自社の経営計画が本当に基準を満たしているか、慎重にチェックしていきましょう。

【一目でわかる】ものづくり補助金「3つの事業枠」スペック比較早見表

自社の挑戦したいプロジェクトがどの枠に該当し、いくらまでの支援を受けられるのかを比較できるスペックマップです。

事業枠の名称 補助限度額(従業員規模別) 補助率(中小企業) 必須計上経費 補助事業実施期間
① 革新的新製品・サービス枠 750万〜2,500万円
(賃上げ特例時:最大3,500万円)
1/2(一定要件で 2/3)※小規模・再生は 2/3 機械装置・システム構築費 交付決定日から 10か月以内(最長採択から12か月)
② 新事業進出枠 最注目! 2,500万〜7,000万円
(賃上げ特例時:最大9,000万円)
1/2(一定要件で 2/3) 機械装置・システム構築費 または 建物費 交付決定日から 14か月以内(最長採択から16か月)
③ グローバル枠 2,500万〜7,000万円
(賃上げ特例時:最大9,000万円)
2/3 機械装置・システム構築費 または 建物費 交付決定日から 14か月以内(最長採択から16か月)

※「大幅な賃上げ特例」の適用を受ける場合、従業員数に応じた補助上限額がそれぞれ段階的に引き上げられます。ただし、不採択や未達時のペナルティリスクも比例して高まるため、現実的かつ盤石な財務計画が欠かせません。

1. 徹底比較!あなたに最適な事業枠と必須条件

リニューアルされた本補助金には、性質の異なる3つの申請枠が設けられています。重複申請は認められませんので、プロジェクトの内容と照らし合わせて最適な枠を選択する必要があります。

① 革新的新製品・サービス枠

従来のものづくり補助金(一般型)の系譜を継ぐ、王道の申請枠です。これまでにない「革新的な製品・試作品の試作開発」や「画期的な生産プロセス・サービス提供方法の導入」が対象となります。 この枠での大きな注意点は、「機械装置・システム構築費」が必ず必須経費として組み込まれていなければならない点です。ソフト開発や大型設備の購入といった、業務効率を劇的に高める中核経費の計上が必須条件となります。

② 新事業進出枠(今回の最注目枠)

物価高騰などの外的変化に対応するため、既存事業と全く異なる「新市場(新しい顧客ニーズ)」へ進出し、「新たな高付加価値事業(自社にとって初の製品・サービス)」を構築する攻めのチャレンジを強力に支援します。 この枠の最大のメリットは、「機械装置・システム構築費」だけでなく、「建物費(工場の改修や専用施設の構築費など)」も主軸経費として認められる点です。新事業のための店舗・作業場の改装や新設を伴う大きな多角化を目指す事業者に、これ以上ない強力なチャンスとなります。

③ グローバル枠

海外市場を自発的に開拓し、輸出や現地販売などの「海外販路開拓」を目的とした国内の生産拠点・サービス体制の強化を支援します。 他社から言われて下請けで行う輸出事業などは対象外で、あくまで自社主導による「新しい国・地域への販路拡大」が求められます。補助率が一律2/3と、中小企業にとって最高水準の手厚い優遇が受けられるのが大きな魅力です。

2. 「うちは大丈夫」が一番危ない!対象外となる5つの『地雷ポイント』

「設備投資をしたいからすぐに応募しよう!」と飛びつく前に、自社がそもそも「申請資格」を満たしているか、以下の重要チェック項目を必ずご確認ください。実務上、この『地雷』に気付かず準備を進めてしまい、申請直前で断念されるケースが多発しています。

【地雷①】常勤の従業員数が「0名」である(雇用実績ゼロ)

本補助金の根本的な目的の一つは、生産性向上を伴う「持続的な雇用創出と賃上げ」です。そのため、応募申請をする段階において、給与支給対象となる常勤の従業員(雇用保険加入者等)が1名以上在籍していることが必須条件となります。従業員が誰もいない、代表者1人のみの事業者様は申請できませんのでご注意ください。

【地雷②】創業1年未満である(※新事業進出枠のみ)

新事業進出枠は、既に一定の基盤がある中小企業の「既存事業から新分野への転換・進出」を後押しする趣旨で設計されています。そのため、創業間もない「未決算法人」や「未決算の個人事業者」は申請資格を満たしません。最低でも1期分(1年分)の決算申告書を完了し、提出できることが条件です。※ただし、革新的新製品・サービス枠であれば、創業1年未満でも申請できる道が用意されています。

【地雷③】大企業の資本や役員が入っている(みなし大企業)

自社の規模自体がどれほど小さくても、以下のいずれかに該当する場合は、国のルール上「みなし大企業」と判定され、補助対象から完全に除外されます。
・発行済株式の総数または出資口数の1/2以上を、同一の大企業に所有されている。
・発行済株式の2/3以上を、複数の大企業に所有されている。
・大企業の役員や職員が、自社の役員総数の1/2以上を占めている。

【地雷④】直近16か月以内に他の主要補助金に採択・実施している

重複申請および特定の事業者への偏った予算配分を防ぐため、非常に厳しい時限ルールが定められています。今回の公募締切日(令和8年9月30日予定)を基準として、過去16か月以内に「事業再構築補助金」「新事業進出補助金」「ものづくり補助金」等に採択され、現在交付中または事業を実施中である事業者様は、同一事業とみなされる恐れ、あるいは重複要件を満たさないため申請できません。

【地雷⑤】直近3年平均の課税所得が「15億円」を超えている

本補助金は、支援を必要とする中堅・中小企業の底上げを目的としています。そのため、企業規模の定義上「中小企業」に分類される会社であっても、直近3年の平均課税所得額が年15億円を超えるような「高収益・大規模事業者」は、国からの支援の必要性が低いと判断され、対象外経費・対象外事業者となります。

3. 【徹底シミュレーション】付加価値額&賃上げ要件の計算と返還ルール

ここが今回の補助金の「最も複雑、かつ重要なポイント」です。万が一目標を達成できなかった場合、受け取った補助金を国にキャッシュバック(返還)しなければならない極めて厳しいペナルティが設けられています。具体的な数字を使って、事前にシミュレーションを綿密に行っておきましょう。

📊 ① 付加価値額要件のシミュレーション

付加価値額は以下の計算式で求められます。

付加価値額 = 営業利益 + 人件費 + 減価償却費

例えば、基準年度(補助事業完了日の属する事業年度)の付加価値額が 1,000万円 の事業者が、3年計画または5年計画を立てる場合の目標値は以下のようになります(複利計算:CAGR 4.0%)。

  • 3年計画の場合の最終目標値:
    1,000万円 × (1 + 0.04)³ = 1,124.8万円(約12.5%の増加)
  • 5年計画の場合の最終目標値:
    1,000万円 × (1 + 0.04)⁵ = 1,216.6万円(約21.7%の増加)

この付加価値額の向上計画が、設備投資による生産性向上プロセスと合理的に結びついている必要があります。

📊 ② 一人当たり給与支給総額のシミュレーションと返還計算

一人当たり給与支給総額は、以下の厳格なルールに基づいて算出します。

一人当たり給与支給総額 = 給与支給総額(※1) ÷ 従業員数(※2)

※1:支払った給料、賃金、賞与。ただし役員報酬、福利厚生費、法定福利費(社会保険料会社負担分等)、退職金は除きます。
※2:全月分の給与等の支給を受けた従業員。中途採用や期中退職者、時短勤務、育休者は除外可能です。パート・アルバイトは常勤換算(正社員換算)を行います。

💡 【給与明細データに基づくリアル計算実例】

例えば、弊社のクライアントである車田由佳様の「給与明細書(賃金台帳)」をモデルケースとして計算してみましょう。車田様の2025年(暦年)の給与明細データを確認すると、給与支給総額は4,031,896円(課税総支給額 3,885,956円 + 非課税支給額累計 145,940円)です。

車田様は2025年7月度より、基本給が274,500円から287,500円へと「月額13,000円(約4.7%)」の昇給が行われており、この昇給実績は本補助金の「賃上げ要件」を満たしている証拠として極めて有効です。

しかし、補助金要領上の一人当たり給与支給総額を計算する際、「非課税の通勤手当(月額69,580円など)」や「残業手当(時間外手当)」、「賞与(ボーナス)」は給与支給総額から除外して算出する必要があります。これを混同して給与明細の「総支給額」のまま誤って申請すると、実績報告時の監査で不備・過大申告とみなされ、最悪の場合は補助金の返還を命じられる事態に陥ります。必ず専門家の支援を受けて正しい金額を算出してください。

次に、基準年度の一人当たり給与支給総額が 400万円 で、3年計画(目標3.5%成長)補助金交付額:2,000万円 を受給した場合の返還ペナルティをシミュレーションします。

  • 3年後の目標給与額:
    400万円 × (1 + 0.035)³ = 約443.5万円(3年で1人あたり約43.5万円の賃上げが必要)

【返還ペナルティのパターン別シミュレーション】

状況パターン 状況の詳細 補助金返還義務(ペナルティ額)
パターンA:表明忘れ 申請時から交付申請時までに、全従業員等に目標値を表明していなかった場合。 全額(2,000万円)の即時返還(交付決定取消)
パターンB:一部未達成 計画通りに給与を上げられず、3年後の実際の成長率が年平均2.0%に留まった。 未達成率に応じて一部返還(計算式適用)
2,000万円 ×( 1 -(2.0% / 3.5%))= 857万円の返還
パターンC:成長ゼロ以下 3年後の成長率が0.0%以下(給与が横ばい、または減給となった)。 全額(2,000万円)の返還
パターンD:営業赤字(免除) 「付加価値額が増加していない」かつ「計画期間の過半数が営業利益赤字」であった場合。 例外的に返還免除
※ただし故意に赤字を作る行為は不正とみなされます。

📊 ③ 事業場内最低賃金要件の返還シミュレーション

本補助金では、事業計画期間中、毎年、事業場内最低賃金を都道府県の地域別最低賃金より「+30円以上」高い水準に維持しなければなりません。これに違反した場合、以下の返還計算式が適用されます。

補助金返還額 = 補助金交付額 ÷ 事業計画期間の年数(年)

例えば、補助金1,500万円(3年計画)で、2年目に最低賃金要件をクリアできなかった年度があった場合、
返還額 = 1,500万円 ÷ 3年 = 500万円(1年分相当)の返還が毎年発生します。

4. 申請に必要な提出書類(添付書類)リスト

新事業進出・ものづくり補助金の電子申請(Jグランツ)では、添付する書類に厳密なファイル名のルールが定められています。1つでも不備や名称の誤りがあると審査落ち(不採択)に繋がるため、以下のルールを確実に守って準備を進めましょう。

■ 添付ファイルの名称指定ルール
すべての添付ファイルは、一目で内容が確認できるよう「指定された名称(申請者名)」のルール通りにリネームしてPDF形式でアップロードする必要があります。

【必須書類】

  • ① 決算書(直近3期分):
    ・法人の場合:貸借対照表、損益計算書、製造原価報告書等。
    ・個人事業主の場合:青色申告決算書(4ページ分すべて)または収支内訳書。
    ※ファイル名:決算書等(申請者名).pdf
  • ② 労働者名簿の写し(申請時点):
    ・常勤の従業員数や給与支給対象者を確認するため、労働基準法に準拠した最新の名簿を提出します。
    ※ファイル名:労働者名簿の写し(申請者名).pdf
  • ③ 収益事業を行っていることを説明する書類:
    ・法人の場合:直近の確定申告書別表一の控え(税務署の受付番号や受信通知があるもの)および法人事業概況説明書。
    ・個人事業主の場合:確定申告書第一表控えおよび青色申告決算書の控え。
    ※ファイル名:直近の確定申告書別表一の控え(申請者名).pdf法人事業概況説明書の控え(申請者名).pdf

【条件付き提出・加点用書類】

  • ① 金融機関による確認書: 金融機関等から融資を受けて設備投資を行う場合に必要。
    ※ファイル名:金融機関による確認書(申請者名).pdf
  • ② 経営革新計画承認書の写し: 有効な計画期間のもので加点を受ける場合に提出。
    ※ファイル名:経営革新計画承認書の写し(申請者名).pdf
  • ③ 地域別最低賃金引上げ特例の適用確認書・賃金台帳: 賃金引き上げ特例の適用で加点を受ける場合に提出。
    ※ファイル名:地域別最低賃金引上げに係る要件確認書(申請者名).pdf賃金台帳(申請者名).pdf

5. 中小企業診断士が教える「申請時の致命的な注意点・リスク」

新事業進出・ものづくり補助金は、ルールを1つでも踏み外すと、採択後であっても「一発不採択」や「全額返還(交付決定取消)」という最悪の結末を迎えます。プロの診断士として現場で多く目撃してきた、致命的な3つのリスクについて解説します。

リスク①:GビズIDの共有および「代理申請」は一発でアウト!

本補助金において、申請代行業者やコンサルタントが事業者に代わって電子申請を行う「代理申請」は完全に禁止されています。GビズIDのパスワードを第三者に預けることも規約違反です。申請時の「同一パソコン・同一IPアドレスからの大量申請」がシステムで検知された場合、事前の警告なしに不採択・採択取消の処分が下されます。入力・申請は、必ず事業者様自身の手で行ってください。

リスク②:外部支援者の情報はすべて「電子申請システムに開示」すること

私のような認定支援機関や経営コンサルタントから計画書作成の助言・支援を受けた場合、申請画面で「支援者の名称」「支援内容」「報酬額」「契約期間」を1円単位、1日単位ですべて正確に開示・入力する義務があります。これを隠して「自己申請(コンサルなし)」と偽って申請したことが発覚した場合、虚用意の申告として即座に不採択、または数年分の補助金交付決定が遡って取り消されます。

リスク③:代表者自身による「オンライン口頭審査(15分の面接)」がある

一次の書面審査をクリアした事業者に対し、必要に応じてオンライン(Zoom等)での口頭審査が実施されます。この面接は、必ず事業者自身(法人の代表者や役員など、勤務実態のある方)が対応しなければなりません。外部の診断士やコンサルタントが同席したり、代わりに回答したりすることは1秒たりとも認められず、同席や代弁が確認された瞬間に不採択となります。

新ものづくり補助金に関するよくある質問(FAQ)

公募が開始された第1回公募において、特に経営者様から多くいただく疑問にお答えします。

Q1. なぜ今回は「賃上げ」のルールがこれほど厳しくなっているのですか?
A1. 物価上昇を乗り越えるための「原資(従業員の所得)」を適切に分配する事業計画のみを支援するためです。
これまでの補助金では「目標を立てるだけで未達でもやむを得ない」といった緩い運用がなされていたこともありましたが、今回の「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」では、事業計画の付加価値額要件や賃上げ目標が未達成であった場合、原則として補助金の一部または全部を国にキャッシュバック(返還)しなければならない極めて厳しいペナルティが設けられています。計画は、単なる申請用のお飾りではなく、必ず確実に実行できる裏付けを持ったものでなければなりません。
Q2. 「口頭審査(オンライン面接)」は、支援会社(コンサルタント)に代わりに対応してもらえますか?
A2. いいえ、絶対に認められません。必ず申請者本人(中小企業の代表者自身)が回答する必要があります。
公募要領にも明確に書かれている通り、オンライン口頭審査の場において「第三者の同席・対応・アドバイス」は一切認められません。審査中にコンサルタントが横から口を出したり、ログインを他人に任せるような行為(代理申請・虚偽の本人回答)が発覚した場合は、その時点で不採択または採択取消となり、コンサルティング会社も含め厳しい処分が下されます。経営者様自身が事業計画の内容を100%理解し、ご自身の言葉で面接官に熱意と実現可能性を語れるように、万全な面接トレーニング(伴走)をしてくれるパートナーを選ぶことが極めて重要です。
Q3. もし不採択(落選)になってしまった場合、次の公募回で再申請できますか?
A3. はい、何度でも再申請が可能です。
不採択通知と共に開示される「審査員の評価・減点理由」をプロの中小企業診断士と一緒に詳細に分析し、事業計画の不備(損益計画の積算根拠や新規性の表現など)を徹底的にブラッシュアップ・修正した上で、次回公募回へ何度でもチャレンジすることができます。
Q4. 以前ものづくり補助金をもらいましたが、2回目も申請できますか?
A4. 一定の除外要件をクリアしていれば申請可能ですが、大きなペナルティ(減点)があります。
申請締切日を起点として、過去3年間に「ものづくり補助金」や「新事業進出補助金」の交付決定を合計2回以上受けている事業者は、そもそも要件を満たさず申請不可となります。また、過去3年以内に1回受給している事業者の場合は申請自体は可能ですが、審査において大きな減点対象(複数回利用減点)となるため、それを跳ね返すほど圧倒的な品質の事業計画書が不可欠です。
Q5. 銀行融資だけではなく、リース会社と一緒に「共同申請」をすることはできますか?
A5. はい、「リース共同申請」というスキームが用意されています。
中小企業等とリース会社が共同で申請手続きを行い(ファイナンス・リース取引に限る)、採択後は補助金がリース会社に直接支払われます。その分、事業者が毎月支払うリース料が大幅に引き下げられる形で補助効果が100%還元されます。初期の多額な設備自己投資金(キャッシュアウト)を抑えたい事業者様には非常にお勧めです。
Q6. 創業してまだ決算を一度も迎えていないのですが、今回の「新事業進出枠」に申請できますか?
A6. いいえ、新事業進出枠には申請できません。ただし、革新枠であれば可能です。
「新事業進出枠」については、公募要領で「新規設立・創業後1年に満たない事業者は対象外」と厳しく規定されており、最低1期分の確定申告決算書の提出が必須です。一方で、革新的な製品開発を支援する「革新的新製品・サービス枠」であれば、決算実績が1期未満であっても、今期中の暫定的な試算表などを提出することで、要件を満たし申請することができます。
Q7. 「完全成果報酬・丸投げ」を謳う安い補助金コンサル会社に、計画書を丸投げしても受かりますか?
A7. 絶対にNGです。100%不採択、または採択後に発覚して全額返還処分となります。
事業計画書の作成・実行は申請者自身が行うことが公募要領で義務付けられています。外部コンサルに丸投げしてAIで自動作成させたような粗悪な計画書は、審査員や代表者面接(口頭審査)で一発で見抜かれます。また、サービス内容とかけ離れた法外な成功報酬を請求する悪質ブローカーに騙されないよう、コンサルタントの信頼性や国家資格(中小企業診断士等)の有無を必ず厳しくチェックしてください。不審な点がある場合は「トラブル等通報窓口」が設置されています。

株式会社Resultが「本質的な事業成長と採択」を両立できる確固たる理由

新事業進出・ものづくり補助金は、最大9,000万円という莫大な魅力の裏に、「賃上げ返還ペナルティ」や「Jグランツでの厳格な本人申請」「代表者の対面口頭審査」など、事業者の責任とリスクが過去最高に高まった制度設計となっています。

私たち株式会社Resultは、単に「補助金に受かるためだけ」の見栄えの良い書類を作るだけの代行業社ではありません。経営者様と徹底的に向き合い、採択後に会社を潰さない、財務に無理のない「本物の経営計画」を共創するパートナーです。

  • 「成果(Result)」にこだわる理念:当社の経営理念は「すぐやる。必ずやる。成果が出るまでやる。」です。融資・補助金の調達総額9億1,431万円(令和5年12月時点)を達成した確かな実務力で、事業者様の目標達成まで徹底的に伴走し続けます。
  • 代表・佐藤勇樹(中小企業診断士)による直接支援:千葉商科大学出身初の「中小企業診断士」を取得し、IT業界最大手の大塚商会でIT導入実務の最前線に3年間携わった佐藤が、ITと財務の双方の知見をフルに動員してお手伝いします。外部への丸投げや紹介料の中抜き行為は一切行いません。
  • オンライン口頭審査の「模擬面接・対話ロープレ対策」を徹底実施:15分間のオンライン面接で、代表者様が公社の審査員に自社の経営ビジョンと事業計画を自分の言葉で熱く語れるよう、佐藤が1対1で実践的なロールプレイング模擬面接指導を行います。この対策が、他社にはない圧倒的な高採択率の理由です。
  • 厳格なコンプライアンス(法令遵守):補助金の不正受給撲滅に真剣に取り組んでおり、丸投げ作成、GビズIDの共有代行(パスワード預かり)、虚偽の申請などは法令違反の観点から一切お断りしています。クリーンで安全、かつ手元に最も多くの資金が残る適正なアドバイスを徹底しています。

関連情報・出典参考リンク集

本記事で解説した「令和8年度 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(第1回公募)」に関する詳細や、公募要領等の公式ダウンロードページは以下のリンクよりご確認いただけます。

■ 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 公式ポータルサイト
■ 公式公募要領(1.0版)ダウンロード
■ 新市場・高付加価値事業の考え方(新事業進出指針)
■ 執筆・監修者公式SNS(リアルタイム公募要領解説)

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第1回公募の申請締切は令和8年9月30日(水)18:00までですが、一般事業主行動計画の策定・公表、GビズIDの確認等には最低でも数週間の準備期間が必要です。今からのお問合せ・準備スタートが採択を分ける鍵となります。下記フォームよりお早めにお問合せください!

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最終更新日:2026年6月30日 | 執筆・監修:株式会社Result 代表取締役 佐藤勇樹(中小企業診断士・認定経営革新等支援機関、公式X:@yuki_resultceo

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この記事を書いた人

佐藤勇樹のアバター 佐藤勇樹 中小企業診断士

千葉商科大学出身で、出身大学初の「中小企業診断士」の資格を取得。
大学卒業後、大塚商会に就職し3年働いたのち融資・補助金コンサルタントとして独立。
独立3年での融資・補助金の調達総額は9億1,431万円(令和5年12月時点)。
現在は中小企業診断士として、引き続き補助金コンサルタントとして補助金の申請・代行業務を中心にしつつ、自身の補助金コンサルタントのスキルを体系化した「補助金コンサルタント養成講座」を主催し、後進の士業の育成を行っている。
著書:中小企業診断士17人の合格術&キャリアプラン
2026年6月、ABEMAPrime#アベプラに補助金コンサルタントとして出演