【東京都歯科医院限定】自社製品開発後のwebサイト構築費用等に最大150万円!「ゼロエミッション推進に向けた事業転換支援事業(販路拡大助成)」を専門家が徹底解説

「自社で開発した省エネ機器や、環境に配慮したリサイクル製品をもっと世の中に広めたい」「展示会に出展して新規開拓したいが、出展料やPR用のWebサイト制作費の負担が重い」など、環境配慮型ビジネス(ゼロエミッション製品)の売上拡大にお悩みの経営者様、大変お待たせいたしました。株式会社Result代表取締役、中小企業診断士・認定経営革新等支援機関の佐藤勇樹です。

結論から申し上げます。東京都内で省エネ・脱炭素・資源循環といった「ゼロエミッション」に貢献する自社製品やサービスを提供している中小企業者・個人事業主の皆様には、最大150万円(助成率3分の2以内)が交付される極めて使い勝手の良いボーナス助成金が存在します。それが、東京都中小企業振興公社が実施する「ゼロエミッション推進に向けた事業転換支援事業(販路拡大助成)」です。

私は、大塚商会でのIT導入実務キャリアを経て独立し、これまでに融資・補助金による資金調達総額は11億円以上(報道番組「ABEMA Prime」等へのスタジオ生出演実績多数)を手掛け、数多くの都内中小企業の財務・資金調達を支援してきました。その実務ノウハウから断言すると、この助成金は「展示会出展」から「自社サイトの新設・改修keys」、「PR動画の制作」や「Web広告の掲載」まで、販路開拓に必要な経費をほぼ網羅してカバーできる極めて強力な武器になります。しかし、その申請には「自社で企画・製造した完成された商品であること」や、単独申請ができない「二階建ての経費ルール」など、事前に必ず押さえておくべき実務上の境界線が潜んでいます。

💡 本記事であなたが得られる成果

今回のブログでは、本助成金(ゼロエミ販路)の基本スペック、申請対象となる自社製品の定義、補助対象となる経費区分(販路開拓費と販売促進費の組み合わせ)、歯科医院での革新的な「環境配慮型物販・BtoBエコシステム開発」の具体的モデル、および申請における3大必須チェックポイントまで、プロの中小企業診断士・認定支援機関ならではの実務ノウハウを完全網羅して解説します。

1. ゼロエミ販路拡大助成金の概要

本助成金(通称:ゼロエミ販路助成金)は、脱炭素・省エネルギー・資源循環などの「ゼロエミッション推進」に資する優れた自社製製品・技術・サービスの売上拡大・販路開拓を強力にサポートするための公的支援制度です。

本制度の最大のメリットは、販路開拓に必要なプロモーション費用(出展料やサイト制作費など)に対して、最大150万円(助成率3分の2以内)という極めて手厚い助成金が交付される点にあります。利益に対する「経費計上(所得からの差し引き)」ではなく、かかった費用そのものを「直接キャッシュで後払い(精算払い)してもらえる」ため、キャッシュアウトを最小限に抑え、浮いた経営原資をさらなる環境配慮型ビジネスの開発へと投資する好循環を創り出すことができます。

🗓️ ゼロエミ販路拡大助成金 基本スペック
  • 助成限度額:最大 150万円(千円未満切り捨て)
  • 助成率:助成対象経費の 3分の2以内
  • 助成対象期間:令和8年11月1日(日)〜令和9年11月30日(火)
  • 募集期間(第2回公募例):令和8年8月10日(月)午前10時 〜 8月31日(月)午後17時まで(※電子申請のみ)

2. 対象事業者と申請要件

本助成金に申請し、確実に合格(採択)を勝ち取るためには、申請する事業者(会社・個人)自身の要件と、プロモーションしようとする「助成対象商品」の両方が、公社の定める以下の基準を完全に満たしている必要があります。

① 申請する事業者自身の要件

東京都内に「本店」または「支店」の登記があり、そこで実質的な営業活動(事業活動)を引き続き1年以上継続して行っている中小企業者(法人または個人事業者)であることが絶対条件です。個人事業主の場合も、都内で開業届出をして実際に事業を営んでいることが必要となります。

② 助成対象となる製品・サービスの厳格な3要件

助成金の対象に含められる製品やサービスは、何でも良いわけではありません。以下の3つの条件をすべて満たしていることを、事業計画書の中で客観的に立証できなければなりません。

  1. すでに開発が完了し、事業化されていること:申請日時点で完成しており、いつでも販売活動(即納可能な状態、または商談・提供可能な状態)ができる製品・サービスでなければなりません。これから研究開発を行うものや、プロトタイプ(試作品)段階のものは対象外です。
  2. 自社で企画・製造した独自のオリジナル製品であること:他社から仕入れた製品を単にそのまま販売する「販売代理店」や「小売業・商社」としての販売活動は対象外となります。自らが企画し、知的財産や製造権利を有している必要があります(※OEMによる製造委託であっても、自社が企画・設計して自社ブランドとして単独で販売する権利を有していれば対象となります)。
  3. ゼロエミッション政策に貢献する製品であること:東京都が掲げる「ゼロエミッション東京戦略 Beyond カーボンハーフ」の推進政策(エネルギー消費の効率化、再生可能エネルギーの導入、資源の3R・リサイクル循環、気候変動への適応、大気・水環境の改善など)に明確に貢献・資する製品やサービスであることが必須条件です。

3. 【重要】歯科医院における「ゼロエミ製品・サービス」の具体例と活用法

歯科医院が本助成金を活用するにあたり、極めて重要な注意点があります。それは、一般的な「歯科治療サービス」の提供や、単に「院内に省エネ設備を導入する(LED照明への交換や省エネエアコンの設置など)」だけでは一切対象にならないという点です。

なぜなら、本助成金は、「ゼロエミッション(脱炭素・資源循環等)に資する自社製品・サービス」を自ら企画・開発し、他者へ販売(販路開拓)する事業者を支援するための制度だからです。自院の省エネ化やエコ化だけでは対象になりません。

したがって、歯科医院がこの助成金を使うためには、歯科医師としての専門知見や院内での課題意識を活かして、以下のような「自社ブランドの環境配慮型製品」や「歯科業界向けの脱炭素・資源循環サービス」を自ら企画・開発(事業化)し、展示会等で他者(一般消費者や他の歯科医院)に販売するビジネスモデルを構築する必要があります。

💡 歯科医院における「ゼロエミ製品・サービス」の3大モデル

① エコな自社ブランド「オーラルケア製品」の企画・販売

【該当分野】 3. 資源・環境(プラスチック対策 / 持続可能な資源利用)

【製品・サービス例】

  • 生分解性プラスチックやバイオマス素材、竹などの天然資源を用いた、環境負荷の低い「自社オリジナル歯ブラシ」や「デンタルフロス」の製品化。
  • リサイクル可能な素材やアルミ、再生プラスチックを採用した「環境配慮型の歯磨き粉チューブ・容器」のプロデュース。

【ビジネスモデル】
歯科医院が企画・仕様決定(プロデュース)を行い、製造は外部メーカーへOEM(委託製造)を依頼します。自社が「企画・製造元」として単独の販売権を持ち、これを自院での物販にとどめることなく、一般消費者向けの自社ECサイトを構築して販売するか、環境配慮型ライフスタイル展示会(ロハスやサステナブル関連展示会)に出展して他社へBtoB・BtoCルートで広く販売し、販路を広げる事業を展開します。

② 歯科医院向け「廃棄ロス・プラスチック削減システム(IT・ソフトウェア)」の開発・販売

【該当分野】 2. 都市インフラ(建物エネルギー管理)、または 3. 資源・環境(プラスチック対策 / 廃棄物削減)

【製品・サービス例】

  • 歯科医院特有の治療器具や消耗品(プラスチック製使い捨て器具等)の過剰在庫・廃棄ロスを極小化するための「歯科専用・在庫スマート管理システム」(IoTセンサーや独自ソフトウェア)。
  • 診療プロセスのペーパーレス化や院内設備の省エネ運転(AIによる空調や照明の最適制御)をパッケージ化し、歯科医院の脱炭素化を促す「歯科用エコ診療支援システム」の開発。

【ビジネスモデル】
自社(歯科医院法人)でシステムやソフトウェアを自社製品・サービスとして企画・開発(外部への委託開発も可)し、全国の他の歯科医院(BtoB)に向けてサブスクリプション等でライセンス販売を行います。「デンタルショー」などの歯科業界向け最大級の展示会へブース出展して売り込み、販路を開拓します。

③ 歯科用プラスチックや石膏などの「分別・資源選別回収装置」の開発・販売

【該当分野】 3. 資源・環境(廃棄物・高度資源選別・回収機器)

【製品・サービス例】

  • 技工所や院内で大量に発生する、プラスチック端材や歯科用金属、包装資材等を高精度かつコンパクトに分別し、効率的な資源リサイクルにつなげるための「院内設置型・高度選別回収装置」。

【ビジネスモデル】
専門の精密機器メーカーと共同開発等を行い、自社商品(自社ブランドの装置)としてリリース。日本国内の他の歯科医院や歯科技工所向けに販売活動を展開し、リサイクル関連の環境展示会や歯科機材展示会で大規模プロモーションを行い、販路を開拓します。

🛑 歯科医院が申請する際の「3大必須チェックポイント」

佐藤代表が、クライアントである歯科医院の院長先生からゼロエミ販路助成金の活用相談を受けた際、以下の3つの基準を確実にクリアしているか必ず事前審査を行ってください。

  1. 「販売代理店」になっていないか?
    他社が既に製造・販売している既存のエコ歯ブラシを仕入れて、自院のホームページや受付窓口で単に転売するだけ(販売代理店活動)では一切助成対象になりません。必ず自社が商品の仕様策定や企画・開発に主体的に関与し、自社製品・サービスとして独占的または独自の販売権利を有していることが必須条件です。
  2. すでに「事業化(いつでも販売可能な状態)」されているか?
    「助成金をもらってから開発をスタートする」「まだ試作(プロトタイプ)段階で、一般顧客への納品体制が整っていない」といった状況では申請できません。申請日の時点で、製品が100%完成しており、注文が入れば即時に販売・提供・納品できる体制が完了している必要があります。
  3. 販路開拓の具体的な計画(展示会出展など)があるか?
    優れた製品をただ開発しただけでは助成対象にはなりません。本助成金を使う大前提として、「展示会へのブース出展(小間料、装飾費など)」や「モール型ECサイトへの新規出店」、「自社プロモーションサイトの新規制作・改修」など、具体的な新規販路開拓(売上拡大)に向けた販促アクションの実施計画が存在することが条件となります。

4. 助成対象となる経費区分:知っておくべき二階建てのルール

ゼロエミ販路助成金の経費は、「販路開拓費(一階部分・必須)」と、それ単体では申請できない「販売促進費(二階部分・オプション)」の2つの区分(二階建て構造)で構成されています。

① 販路開拓費(必ず申請金額に含める必要があります)

販路開拓活動のコア(主軸)となる経費です。この区分の経費を必ず1円以上含めて申請書を作成しなければなりません。

  • 展示会等参加費:国内・海外・オンライン展示会の出展料(出展小間料)、装飾ブース of 資材費、出展品の運送に要する輸送費(助成限度額:一枠あたり最大150万円の枠内で限度なし)。
  • EC出店初期登録料:楽天市場、Amazon、海外のECモールなど、モール型ECサイトへ新規出店する際にかかる初期費用(助成限度額:20万円)。
  • サイト制作・改修費:自社ゼロエミ製品をプロモーションするための自社Webサイトの新設費用、または既存Webサイトの大規模な改修費用(助成限度額:反映限度額 20万円)。
② 販売促進費(これ単体での申請はできません)

上記の「① 販路開拓費」の活動と密接に紐付いた、補完的なプロモーション経費です。単独で「動画制作だけしたい」「Web広告だけ出したい」という申請は認められません。必ず展示会出展やWebサイト新設などとセットで申請する必要があります。

  • 印刷物制作費:販路開拓に使用する専用の商品カタログ、製品紹介リーフレット、集客用チラシの制作委託費(助成限度額:50万円)。
  • 動画制作費:展示会ブース内での上映用、または自社サイト掲載用の自社製品・サービスPR動画の外部制作委託費(助成限度額:20万円)。
  • 広告掲載費:新聞や専門雑誌、展示会ガイドブックへの広告掲載料、および指定されたWeb広告(SNS広告、リスティング広告、バナー広告等)の純粋な掲載料(助成限度額:20万円)。

5. よくある質問!この経費は対象になる?

ゼロエミ販路助成金を申請するにあたり、ブログ読者様や顧問先企業様から特によくいただく実務上の疑問へ一挙にお答えします。

Q1. 歯科医院やクリニックは本助成金の申請対象になりますか?
本助成金の対象者は、募集要項上「中小企業者(法人又は個人事業者)」と定められています。したがって、個人事業主として経営されている個人歯科医院(個人院)であれば対象に含まれます。ただし、法人の「医療法人」は税法・助成規程上、申請不適格(対象外)となります。また、歯科医院が自慢の一般的な歯科治療サービスを提供したり、単に院内のLED照明やエアコンを新調するだけでは一切対象外となります。当ブログの第3章で具体的に解説した通り、歯科医師の専門知識や問題意識から生まれた「自社ブランドの環境配慮型オーラルケア製品(エコ歯ブラシ等)のOEM販売」や「歯科医院向け廃棄ロス削減管理ソフトウェアの開発・BtoB販売」など、自社で企画・開発したゼロエミ製品を、展示会やEC等を通じて他者へ販売開拓(売上拡大)するビジネスモデルを有している場合のみ申請が可能です。
Q2. クラウドサービスの月額システム利用料やサーバーの月額料金は対象に含まれますか?
いいえ、原則として一切対象外となります。
Webサイトを稼働させるためのレンタルサーバー月額費用、ドメインの年間維持・更新費用、およびEC出店完了後の月額システム利用料などは、すべて「運用費・ランニングコスト」とみなされるため対象外経費となります。助成金で認められるのは、あくまで「初期の構築費用」「出店・登録時の一時金」といった初期投資に限定されますので、中長期的な維持コストを見据えたキャッシュフロー設計をあらかじめ立てておくことが極めて重要です。
Q3. 自社独自のオリジナル製品を紹介するホームページ(HP)を新規作成する場合、どのような条件がありますか?
自社Webサイトの新設・改修(限度額20万円)として対象に認められます。ただし、主に以下の3つの厳密な要件を満たす必要があります。第一に、外部の専門的なWeb制作会社への委託開発であること。第二に、予約システム、顧客決済システム、ショッピングカート等の高度な「販売・予約管理システム」を搭載しない、「シンプルなゼロエミ製品PR・情報発信サイト」であること(高度な決済付きシステムサイトは別助成金の対象となります)。第三に、「障害者差別解消法」に準拠したウェブアクセシビリティ(音声読み上げ対応、コントラスト調整対応、フォントサイズ変更機能など)への配慮・対策が十分に設計に組み込まれていることです。
Q4. 販路開拓用に作成するLP(ランディングページ)の運用にかかる費用は対象になりますか?
LP(ランディングページ)の新規デザイン・コーディング制作費用自体は対象となりますが、その後の運用保守費用(アクセス解析費、SEOチューニング費等)は一律で対象外となります。
ただし、制作したLPに向けて見込み顧客を流入させるために実施するWeb広告掲載費用(Facebook広告、Instagram広告、Googleリスティング広告、バナー広告、リターゲティング広告など)については、販売促進費のなかの「広告掲載費(限度額20万円)」の枠内で対象経費として適正に計上することができます。
Q5. コピーライティングの作成やPR画像の自動作成にChatGPT等のAIツールを使用した場合、その利用料は対象になりますか?
いいえ、1円も対象になりません。
ChatGPT、Midjourney、生成AIライセンスなどの外部AIツールのサブスクリプション料金や月額利用料は、公社の募集要項において「ソフトウェア・ライセンス、ツール利用料に係る経費」として明確に対象外経費に分類されています。あくまで「外部の専門制作会社へ全工程を一括でデザイン委託したアウトソーシング経費(委託契約に基づく成果物の対価)」のみが対象経費(印刷物制作費やWebサイト制作費)として認められる点にご注意ください。

6. 申請に必要な書類一覧

電子申請システム(jGrants)から本助成金を申請する際に、アップロード・提出が求められる代表的な必要書類一式です。添付漏れやスキャン不鮮明による不採択を防ぐため、事前に完璧な状態でpdfデータ等として社内整理を行ってください。

  • ① 助成金申請書および別紙1〜5:jGrantsの申請入力フォームに加え、公社指定フォーマット(Excel形式)の別紙資料(事業計画詳細、資金計画書など)をダウンロードして作成し、PDFデータへ変換したもの。
  • ② 助成対象商品の詳細・説明資料(A4用紙10ページ以内):自社が企画・開発したゼロエミッション製品の仕様、技術的優位性、開発履歴、いつでも販売可能な証拠、および「どのようにゼロエミッション東京戦略に貢献するか」の客観的ロジック(数値データや図面、会社パンフレット)をまとめたもの。
  • ③ 履歴事項全部証明書(法人の場合)または個人事業の開業届出書の控え(個人事業主の場合):登記簿謄本は、公社受付日より3ヶ月以内に法務局より発行されたものに限られます。個人事業主様は、所轄税務署等の受付印のある開業届の控えの鮮明なコピーを用意してください。
  • ④ 東京都税の納税証明書:法人の場合は「法人事業税・法人都民税」、個人事業主の場合は「個人事業税等」について、都税事務所において滞納がない状態で発行された最新の納税証明書原本(スキャンデータ)。
  • ⑤ 直近2期分の確定申告書および決算書一式:税務署の受付印(電子申告の場合は受信通知メールの控え添付必須)がある、確定申告書の控え、貸借対照表、損益計算書、個別注記表、および勘定科目内訳書等のすべて。※創業2年未満で直近1期分の決算しかない場合は1期分のみで可能です。
  • ⑥ 展示会等の開催案内・パンフレット・見積書:展示会への出展費用を申請に盛り込む場合、出展を希望する展示会の公式パンフレット、主催者が発行した小間料金表、およびWeb制作・印刷物制作を依頼する専門業者からの見積書(内訳詳細のあるもの)。

7. 申請方法と今後のスケジュール

ゼロエミ販路助成金は、従来の書類郵送や窓口への直接持参といったオフラインでの受付は一切行っていません。国が運用する電子申請システム「jGrants(ジェイグランツ)」による完全オンライン申請となります。

🗓️ ゼロエミ販路拡大助成金 スケジュール
  • 申請受付期間(第2回例):令和8年8月10日(月)10:00 〜 8月31日(月)17:00まで
  • 審査・交付決定日:令和8年10月末予定
  • 助成事業の実施可能期間:令和8年11月1日 〜 令和9年11月30日まで(最長1年1ヶ月間)

jGrantsによる電子申請を進めるためには、事前のアカウント認証として「GビズIDプライムアカウント」が100%必須となります。このアカウントの発行(印鑑証明を用いたデジタル庁による実在性審査)には通常2週間から3週間程度かかります。申請受付が始まってから手続きを行ったのでは、締め切り(8月31日)に物理的に間に合わない致命的なタイムロスを招くため、まだアカウントをお持ちでない事業者様は、一刻も早くデジタル庁の公式ポータルサイト(https://gbiz-id.go.jp/)から真っ先に取得手続きを済ませてください。

8. 中小企業診断士が教える!申請・実施の重要ポイント

最後に、助成金に無事採択された後、完了検査を無事にクリアして1円も削られることなく満額の助成金を手元に受け取るために、実務上で絶対に厳守していただかなけない超重要な「支払いの証拠ルール」についてお伝えします。

① 支払いは法人名義・個人事業主本人名義での「銀行振込」が鉄則

取引先へのすべての経費支払いは、法人の場合は「法人名義の口座」、個人事業主の場合は「代表者個人名義の口座」から直接送金した、金融機関の振込受領書(またはネットバンキングの電子振込証明書、通帳の該当ページの写し)が原則必須です。役員や従業員の個人名義口座からの立替支払いは、どれだけ領収書を保管していても「公社による検査」で原則として一律に対象外(否認)とされるため絶対に行わないでください。
※クレジットカード決済を適用する場合は、法人名義カード(個人事業主は代表者カード)による一括決済(一回払い)であり、かつ、助成事業実施期間の最終日(令和9年11月30日)より前に対象額が自社口座から引き落とされ、その事実が通帳の写し等で完全に立証できる取引に限り認められます。

② 代理店を挟まないサービス会社との「直接契約」ルートの整備

国内取引において展示会の装飾やWebサイト制作、印刷物の制作を委託する場合、中間に「代理店」や「仲介業者」を挟む多重取引契約、不透明なコンサルティング契約などを経由している経費は、原則として対象外となります。実際に展示会を運営する企業 or 自社で開発・クリエイティブ・印刷等のプロモーション作業を直接手がける実体のあるサービス提供会社と直接契約を交わし、1対1のクリーンな契約書、発注書、納品書、請求書、および振込証明書を完璧に整える体制を用意しておきましょう。

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「自社で製造・開発している省エネ製品やリサイクル循環型サービスが、本助成金の『ゼロエミッション東京戦略』の要件に合致するか判定してほしい」「展示会出展やWebサイト新設の計画から、採択率を劇的に引き上げる事業計画書を一緒に書いてほしい」「支払いのクレジットカード証拠書類や直接契約のルールで不備を出したくない」とお考えの経営者様は、どうぞお気軽に株式会社Resultの初回無料相談をご活用ください。大塚商会出身で多くのIT導入・プロモーションに精通した中小企業診断士の佐藤勇樹が、貴社の環境ビジネスの売上拡大を全力で伴走サポートいたします。

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関連情報・出典参考リンク集

本記事で解説した「ゼロエミッション推進に向けた事業転換支援事業(販路拡大助成)」に関する東京都(公社)公式ポータルや、株式会社Resultの公式サイト等の一次情報リンク集です。

■ 東京都中小企業振興公社 公式ガイドライン
■ 監修・支援ポータルサイト

最終更新日:2026年8月9日 | 執筆・監修:株式会社Result 代表取締役 佐藤勇樹(中小企業診断士・認定経営革新等支援機関、公式X:@yuki_resultceo

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この記事を書いた人

佐藤勇樹のアバター 佐藤勇樹 中小企業診断士

千葉商科大学出身で、出身大学初の「中小企業診断士」の資格を取得。
大学卒業後、大塚商会に就職し3年働いたのち融資・補助金コンサルタントとして独立。
独立3年での融資・補助金の調達総額は9億1,431万円(令和5年12月時点)。
現在は中小企業診断士として、引き続き補助金コンサルタントとして補助金の申請・代行業務を中心にしつつ、自身の補助金コンサルタントのスキルを体系化した「補助金コンサルタント養成講座」を主催し、後進の士業の育成を行っている。
著書:中小企業診断士17人の合格術&キャリアプラン
2026年6月、ABEMAPrime#アベプラに補助金コンサルタントとして出演