【最大8,000万円・助成率2/3】R8年度(令和8年度)TOKYO戦略的イノベーション促進事業 中小企業診断士が徹底解説!

東京都内で最先端の技術開発や社会実装に挑み、次世代の産業をリードしようとするベンチャー・スタートアップ・中小企業経営者の皆様、大変お待たせいたしました。株式会社Result代表取締役、中小企業診断士・認定経営革新等支援機関の佐藤勇樹です。

東京都および公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する「TOKYO戦略的イノベーション促進事業(令和8年度)」は、革新的な技術・製品開発を志す都内の中小企業にとって、これ以上ない極めて破格の超大型助成金(最大8,000万円・下限1,500万円・助成率2/3)です。

なぜ今、この超大型助成金を狙うべきなのか。それは、一般的な設備投資補助金とは異なり、最長3年間という長期にわたり「直接人件費」や「委託・外注費」「原材料費」などを幅広く強力にカバーしてくれるからです。しかしその難易度は極めて高く、「東京都が策定するイノベーションマップのテーマ適合」や「他大学・公設試験研究機関等との連携(オープンイノベーション)」が必須条件とされています。さらに、公社特有の「グループ間取引・自己取引(利益相反)の厳格な除外判定」や「相見積の取得義務」など、プロの診断士を伴走させなければ100%つまずく致命的なルールが数多く存在します。

私はこれまで、融資調達を含め11億円以上、補助金・助成金の申請支援だけでも9億円以上の資金調達を手掛け、行政書士、中小企業診断士、税理士の先生方向けに「補助金コンサルタント養成講座」を主催してきました。また、報道番組「ABEMA Prime」などのメディアに出演し、補助金・助成金の正しい法令遵守(不正受給や丸投げ代行の撲滅)についてオピニオンを発信し続けています。その実務の最前線から断言すると、本助成金は「代理作成ブローカー」が書いたペラペラの計画書では書類審査すら通過しません。

💡 本記事であなたが得られる成果

今回の公募(申請エントリー期間:令和8年7月9日~8月12日17:00、申請書類提出期間:8月14日~9月3日17:00)に向けて、15の評価ポイント(対象要件、開発支援テーマの詳細、他機関連携の定義、直接人件費の算出境界線、面接審査対策)について、公募概要や公社の実務審査傾向を隅々まで分析した解説をお届けします。

この最大8,000万円という莫大な資金を、自社の「開発の加速」と「健全な財務基盤(賃上げ)」へ直結させるためには、形式的な手続きではなく、本質的なアライアンスと研究開発ストーリーの構築が必要です。公社が納得し、有識者審査員(中小企業診断士等)が「これこそ東京から世界へ発信すべきプロジェクトだ」と確信する、5点満点獲得のための最強の攻略法を徹底解説します。

1. 対象事業者とベンチャー・スタートアップの参画

本事業の門戸は、都内でイノベーションを志すすべての中小企業に広く開かれています。

  • 東京都内の本店または支店:都内において実質的な事業活動を継続して行っている中小企業者(株式会社、合同会社、合資会社、合名会社、有限会社および個人事業者等)が対象です。
  • 都内での創業希望者:現在は個人であっても、東京都内において具体的な創業を計画している方であれば、ベンチャー・スタートアップ枠として申し込みが可能です。
  • 大企業の排除:会社並びに個人事業者以外の「大企業」が実質的に経営へ参画(出資比率や役員の派遣等)していないことが厳格な申請前提となります。

2. 本助成金に申請するための「3つの必須要件」

本助成事業に申請を完了し、審査対象となるためには、以下の3つの極めて厳格なハードルをすべて同時に満たさなければなりません。

① イノベーションマップ掲示テーマへの適合
東京都が詳細に策定している「イノベーションマップ(東京の成長産業分野における開発支援テーマ)」に、自社の開発製品・技術が完全に整合・適合している必要があります。
② 自社コア技術と「社外知知見・アライアンス」の融合
自社のコアコンピタンス(特許や蓄積された独自の無形資産・ノウハウ等)を土台としつつ、他企業、大学、または公設試験研究機関等が持つ「社外の先進的なノウハウ・知見」を能動的に取り入れる計画でなければなりません。
③ 早期の事業化・社会実装を目指すロードマップ
単なる学術的な基礎研究や趣味的な開発ではなく、開発終了後に速やかにマーケットへ投入し、産業への付加価値を創出する具体的な「事業化計画」が明確である必要があります。
⚠️ 【他機関連携の必須ルール】外注・委託、または共同研究契約が「必須」!
本助成金では、他企業・大学・公設試験研究機関等との客観的な「アライアンス(外注・委託契約、または共同研究の覚書締結による技術導入)」が最初から計画書に組み込まれていることが必須条件です。自社だけの閉じた単独開発では、どのような超高度技術であっても申請要件エラー(一発却下)となるため、必ず開発初期段階から外部連携先との交渉・アプローチを開始してください。

3. 長期研究開発を支える、極めて幅広い助成対象経費

本事業では、製品・技術開発に関わる以下の幅広い経費の「3分の2以内」が助成されます。

経費区分 助成対象となる具体的な内容
原材料・副資材費 開発試作品、実験用サンプル、実証モデルに必要な各種素材・パーツ代。
機械装置・工具器具費 試験用機器、開発測定器、3Dプリンタ等の直接開発に使用する新品機器。
委託・外注費 他企業、大学、公設試験研究機関、システム開発会社等への試作外注や共同研究費。
専門家指導費 開発に関する外部の大学教授、技術士、専門家からの直接的な指導アドバイス料。
直接人件費 本開発プロジェクトに「直接」専従した自社社員の研究開発時間分の人件費(※按分管理必須)。
規格等認証・登録費 ISOなどの国際規格、JIS規格、PSEマーク等の安全性認証にかかる試験・登録費。
産業財産権出願・導入費 本開発に伴う特許、意匠、商標等の出願費用(弁理士費用含む)、他社技術ライセンス導入費。
展示会等参加費 開発製品・サービスの市場性テスト、PRを目的とした見本市・展示会出展経費。
広告費 開発製品の販促用Webサイト、パンフレット、デジタルバナー等のデザイン・掲載委託費。

4. 補助事業実施期間(最長3年間の長期スケール)

大型イノベーション開発のタイムスパンに完全に調和する、極めて潤沢な実施期間が設定されています。

■ 助成対象期間:
令和9年(2027年)3月1日 から 令和12年(2030年)2月28日まで(最長3年間)

この最長3年という実施期間中に、本事業にかかるすべての「契約(発注)」「技術開発・実施」「支払い(銀行口座からの引き落とし確認)」が完了しなければなりません。年度ごとの中間検査、および最終年度の完了検査において、帳簿や成果物の突合チェックが公社によって極めて厳格に行われます。

5. 応募スケジュールと「エントリー時限トラップ」

東京都中小企業振興公社の助成金において、最も多くの事業者が涙を呑むのが「事前の申請エントリー期限」の締め切り超過です。

① 申請エントリー期間
令和8年7月9日(木) ~ 8月12日(水)17時00分(厳守)
※この期間中に公社Webサイトの専用フォームよりエントリーを完了していなければ、後半の書類提出は一切受け付けられません。
② 申請書類のアップロード提出期間
令和8年8月14日(金) ~ 9月3日(木)17時00分(厳守)
※Jグランツ(国の電子申請システム)を用いたWEB申請のみ。郵送や窓口への持参は一律受け付けされません。

6. 申請から助成金受給までの「7つのステップ」

本助成金では、GビズIDの取得から最初の書類エントリー、2段階の厳しい審査を経て、最長3年の開発を終えた後の後払い精算まで、極めてロジカルな実務プロセスが敷かれています。

  1. GビズIDプライムアカウントの事前取得:電子申請用の認証アカウント(国のGビズID)を発行。郵送・審査に約1.5〜2週間を要するため、今すぐの申請が鉄則です。
  2. 公社サイトでの「申請エントリー」完了(7/9〜8/12 17:00):企業名や基本情報の登録を完了し、申請用IDの発行を受けます。
  3. Jグランツによる「申請書類の提出」(8/14〜9/3 17:00):事業計画書、他企業等とのアライアンス同意書(誓約書)、決算書、見積書等を完全アップロードします。
  4. 一次審査(書類審査)(R8.9月上旬〜12月上旬):技術の高度性や市場性、他機関連携の妥当性について、中小企業診断士等の複数の外部専門家がシビアに採点します。
  5. 二次審査(面接審査)(R9.1月上旬):代表者等による、有識者(技術士・診断士等)との直接のプレゼンテーション面接。ごまかしや丸投げ姿勢はここで完全に見抜かれ不採択となります。
  6. 助成対象者決定(R9.3月上旬):公社からの内諾(交付決定)を受け、正式に3年間の研究開発がスタート可能となります。
  7. 助成事業の実施・最終完了検査(後払い交付):最長3年の活動終了後、購入した資材や外注費、直接人件費の領収書や帳簿、稼働レポートを公社が突合確認し、実績報告に問題がなければ助成金が確定・交付されます。

7 & 8. 助成金の「金額規模(最大8,000万円)」と「2/3助成率」の衝撃

本事業の助成限度額は、上限8,000万円、下限1,500万円と、東京都が実施する中小企業向け助成制度の中でも名実ともに「最高峰・最大級」のスケールを誇ります。助成率は開発に必要な対象経費の「3分2以内」です。この莫大な資金補助は、自己資金や通常の銀行借入だけでは耐え難い「製品開発フェーズにおける開発人件費や多額の試作材料費」という死の谷(デスバレー)を、財務破綻のリスクを極限まで低くして乗り越えるための「最強の給油(ファイナンス)」となります。

例えば、3年間にわたる総技術開発予算として1億2,000万円を計上した場合、その2/3にあたる「最大8,000万円」が実質的に助成金として手元に還流される計算となります。下限額が1,500万円(総予算ベースで税抜2,250万円以上)と高めに設定されているのも、本事業が「一過性で小規模な単なる設備購入」ではなく、「東京都の産業に中長期的なイノベーションの風を吹き込む、本質的な大型開発プロジェクト」だけをターゲットに据えている明確なエビデンス(証拠)なのです。

9. 申請時・実施期間中における「相見積」の必要性と実務の厳格さ

提供されたパンフレットやプレスリリースといった公表一次情報には、申請時における「相見積」の提出義務に関する直接的な規定は記載されていません。しかし、支援機関であり実務に精通した診断士(佐藤)の確固たる視点から警告すると、相見積の管理こそが助成金不交付(1円ももらえないリスク)を避ける絶対の境界線です。

東京都中小企業振興公社のすべての助成金では、機械装置の購入やソフトウェア・ITシステムの開発外注、あるいはデザインの広報委託費を計上する際、一定金額(多くは税抜30万円、特に税抜100万円以上)を超える契約について、同一条件による「2社以上の異なる事業者からの相見積(あいみつもり)」の取得・提示が鉄則として義務付けられています。相見積を取得できない合理的な理由(特許権者や日本唯一の独占代理店等)がある場合は、「見積限定理由書」を公社指定様式で提出せねばならず、有識者審査員は見積もりの金額妥当性を極めてシビアに検証します。

したがって、たとえ申請時に相見積が不要とされていても、「最終の実績報告や中間検査、発注(契約)をする段階では、絶対に2社以上の相見積を取得し、安い方から発注するルール」が厳守されると考えられます。一式表記(「システム開発一式:1,000万円」など)の内訳が不鮮明な見積書はそれだけで審査時の減点材料となります。公募要領が正式に公開された後は、経費の相見積要件を真っ先に確認・検算し、事前準備に取り組むことが必要不可欠です。

10. 地雷ポイント!資本関係・グループ企業への発注(自己取引)の完全排除

他企業とのオープンイノベーション連携が必須となる本事業において、グループ親会社、100%子会社、あるいは役員が同一であるアライアンス企業への「外注・委託・共同研究費の計上」を考えている事業者様は、極めて重い規則違反(利益相反)の罠に直面します。

公表されているパンフレット等に直接的な記述はありませんが、公社を代表とする公的機関の助成金実務において、「資本関係がある関連会社や、代表者の三親等以内の親族、さらに自社の役員が別会社の役員を兼任している等の人的関係がある事業者への発注(自己取引・利益相反)」は100%全額助成対象外とされます。これは「補助金や助成金の原資が国民の税金であり、身内間の不当な吊り上げ取引やキャッシュバック、資金の不当還流(マネーロンダリング)を徹底的に防止するため」に設けられた、回避不可能な鉄のルールです。

形式上、他企業との「アライアンス」を満たすために自社グループのペーパーカンパニーや関連会社を連携相手に据えることは、「第三者の持つ高度な外部知見・ノウハウを能動的に融合させる」という本事業のオープンイノベーション的趣旨から完全に逸脱していると審査され、書類審査の段階で不採択・申請却下の重いペナルティを下されます。連携(アライアンス)の計画を描く際は、資本関係・人的な人的制限に1ミリも抵触しない、完全なる「独立した第三者」との健全な取引構造を設計してください。

11. 面接審査(プレゼン・口頭審査)は「必須」!有識者の追求をハックせよ

「書類審査が通ったから、もう内定同然だろう」と油断する事業者は、1月上旬の二次審査(面接審査)で一発退場を宣告されます。

結論として、本事業において「面接審査(口頭審査・プレゼンテーション)は100%必須」です。公募スケジュールにおいて「令和9年1月上旬に二次審査(面接審査)を実施する」ことが明確に宣言されています。この面接には、実際に計画を実行する「代表取締役(社長)」や「プロジェクトの開発責任者」の直接出席が厳格に求められ、外部の補助金コンサルタントや代行業者による「なりすまし出席」や「同席による代わりに回答する行為」は一切認められません。面接官は、技術士や中小企業診断士、大学教授等で構成された最高レベルの技術・財務のプロたちです。

「この開発の核心となる自社コア技術(強み)は何ですか?」「他大学が提供するノウハウと、自社技術の結合点は?」「3年間の開発費用の算出根拠は?」「開発が終わった後の市場展開ロードマップは?」といった、計画書の論理性を全方向から抉るような鋭い質問が浴びせられます。ここで「コンサル会社に全部作ってもらったので、自分では仕様をよく把握していません」という態度が1ミリでも滲み出た瞬間、丸投げ申請(規約違反)と判定され、それまでの努力は一瞬で水の泡と化します。佐藤が主催する養成講座でも、「口頭審査の完璧な模擬ロープレ」を徹底指導しているのは、この面接こそが、本物の「自社主体性(実現可能性)」を試す最後の、そして最大の関門だからです。

12. オンライン説明会&イノベーションマップセミナー日程

資料内には「説明会への参加が必須(申請の絶対要件)」であるとの直接的な記述はありません。しかし、公社が独自に作成したイノベーションマップの読解は極めて難解であり、説明会・セミナーへの参加なしに採択(5点満点)レベルの計画書を書くことは物理的に不可能です。

イベント・セミナー名称 開催日程(※すべてオンライン開催、事前予約制)
助成事業説明会
※助成事業の全体像や申請書(事業計画書)の具体的な書き方を公社が解説。
第1回:7月23日(木)10時30分~12時00分
第2回:8月4日(火)14時00分~15時30分
(※2回の説明会内容はすべて同一です)
イノベーションマップセミナー
※都の最新技術動向、注目開発分野、イノベーションマップの活用方法を解説。
第1回:7月23日(木)13時30分~15時00分
第2回:8月4日(火)10時30分~12時00分
(※公社指定テーマの適合方法を掴むための必須セミナーです)

13. イノベーションマップに掲げる「9大開発支援テーマ」

本事業は、東京から世界へ発信する成長産業として、以下の9つの重要開発分野に関する製品・サービスのイノベーションに焦点を絞っています。

① 防災・減災・災害復旧
災害に強い都市づくりに資する、安否確認システム、災害情報の自動収集・配信、3Dマッピング技術、災害予測システム、分散型非常用電源、構造物の耐震強化、火災・防火対策、無電柱化技術などの開発。
② インフラメンテナンス
老朽化インフラの崩壊を防ぐ、インフラ点検・自動診断システム、モニタリング用センサー技術、構造物用の自己修復材料、長寿命メンテナンスフリー技術、建設現場の作業支援・自動遠隔施工ロボットの開発。
③ 安全・安心の確保
市民生活の安全を守る、防犯カメラ画像解析(AI検知)、出入管理・侵入検知システム、情報セキュリティ、個人生体認証、非接触技術、警備の無人化・省人化、ディープフェイク対策技術などの開発。
④ スポーツ振興・障害者スポーツ
競技力の向上、チーム運営・スポーツ観戦の効率化システム、アーバンスポーツ用具、フィットネス用IoT、障害者スポーツ専用の補助用具開発、eスポーツプラットフォームなどの技術開発。
⑤ 子育て・高齢者・障害者等の支援
社会の福祉と自立を支える、教育テック、子どもの見守り、ベビーテック、フェムテック、バリアフリー衣服、リモートワーク支援、スマート家電、移動支援ロボット、介護支援システムなどの開発。
⑥ 医療・健康
生体現象計測・PHRシステム、画像診断支援(AI解析)、各種医療用器具・デバイス、治療・手術支援アシスト技術、オンライン診療システムなどの開発。(※薬機法に規定する「医薬品」や「医薬部外品」そのものの開発は原則対象外です)
⑦ 環境・エネルギー・節電
エネルギーマネジメントシステム(EMS)、仮想発電所(VPP)、ZEB/ZEH適合技術、産業用蓄電池、脱炭素クリーン燃料、リサイクル・アップサイクル製造技術、カーボンリサイクル技術などの開発。
⑧ 国際的な観光・金融都市の実現
メタバース・AR/VR空間、多言語ナビゲーション、観光型MaaS、混雑状況のリアルタイム可視化、キャッシュレス決済プラットフォーム、ブロックチェーン、NFT、資産管理システム、接客サービスロボットの開発。
⑨ 交通・物流・サプライチェーン
自動運転支援システム、ワイヤレス給電技術、パーソナルモビリティ、物流最適化・配送ルートAI解析システム、自動配送ロボット、次世代産業用ロボットの開発。

14. どの程度の「技術の高度さ・革新性」が審査で要求されるのか?

「他社の製品に少し改良を加えただけ」「よくあるシステムの単なるUI修正」といった一般的なレベルの開発は、書類審査の段階で容赦なく減点(不採択)されます。

本事業は、東京から次世代の産業を世界へ強力に発信する「大型研究開発・社会実装プロジェクト」に対する支援と位置付けられており、極めて高い「革新性」と「優位性」が評価の主戦場となります。都が定めるイノベーションマップ(東京の成長産業分野における技術・製品動向)と完全に整合し、自社が持つ独自の強みである「コア技術」をベースとしながら、他社や大学が保有する先進ノウハウを取り入れることで、業界の技術水準やサービス基準を飛躍的に押し上げるレベルの革新性(イノベーション)が要求されます。

💡 5点満点ストーリー事例:アパレル・服飾アート(靴・手袋・衣服)のデジタル美術系ITシステムと「人件費(カネ)」の整合

例えば、伝統的なアパレル・靴・手袋の製造小売(アーティスト・デザイナー)事業者が、大学の3D画像解析研究室(他機関連携)と協力し、⑤(障害者等の支援・バリアフリー衣服)または⑧(国際的観光・多言語MaaS/メタバース)や⑨(物流サプライチェーン)に関連する「アパレルデザイナー向け:3Dフィッティングモデラーおよび衣服のドレープ・指の縫い目自動生成ITシステム」を共同研究開発する計画を例に、5点満点計画書の論理を構築してみましょう。

従来、靴の木型製作や手袋の複雑な立体パターン設計には、熟練職人の手作業による試作が最低2週間かかり、多大な資材廃棄ロス(営業損失)が生じていました。しかし、自社の職人技術(コア技術)に、大学の「物理シミュレーションアルゴリズム(社外の高度知見)」を融合させ、画面上で一瞬にして衣服や革靴の耐久・フィット性を視覚分析できる独自の3D ITシステムを構築します。これにより、サンプル製作プロセスをわずか3時間に短縮し、資材ロスを90%削減、生産リードタイムを85%圧縮するという「圧倒的な技術革新性」をロジカルにアピールできます。

さらに、この高度開発を支えるのが「直接人件費(カネ)」の設計です。当社のご支援事例である車田由佳様の実際の給与実績(2025年7月に基本給が274,500円から287,500円へと月額13,000円・約4.7%昇給したファクト)を人件費の計画モデルに連動。生産性向上の原資を「直接人件費(開発従事者の待遇改善)」へと健全にスライド還元することを財務計画で裏付けます。その際、「一人当たり給与支給総額」の算定から、非課税通勤手当(月額69,580円など)や時間外手当、賞与を実務規約通りに厳密に除外して検算し、不備をゼロにすることが、有識者審査員から完璧な信頼(5点満点)を勝ち取るための絶対のシナリオです。

15. 重複確認:他機関連携における「グループ企業」の完全対象外判定

結論として、他企業・大学との必須連携プロセスにおいて、グループ親会社や子会社、同一オーナーが支配する姉妹企業を連携相手(アライアンス先)に選定することは、助成金の規約違反として一律不適合(対象外)となります。本事業の最重要の目的は、「自社に閉じこもることなく、外部のイノベーティブな知見や学術的なノウハウを能動的に融合させる(オープンイノベーションによる東京の産業活性化)」ことです。したがって、資本関係、役員兼任、代表者の親族関係(三親等以内)などの実質的な自己取引とみなされるグループ身内取引は、オープンイノベーションの効果を発生させない「形式的な連携(還流)」として公社により完全却下されます。

これらは計画書に「他社から高度技術を導入する」とどれほど美辞麗句で書いてあっても、実績報告時における履歴事項全部証明書や株主名簿、役員構成の厳格な照合(登記情報との突合)によって100%確実に発覚し、最悪の場合は「全額不交付およびそれまでの全申請の取り消し・実名公表」という破壊的なペナルティを食らうことになります。真に自社が持たない最先端ノウハウを持つ、完全に独立した信頼できる社外のアライアンスパートナーを正しく選定し、客観的に技術検証が可能な関係を構築してください。

TOKYO戦略的イノベーション促進事業に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 一次審査(書類審査)に通れば、最大8,000万円の内定(採択)と考えて良いでしょうか?
A1. いいえ、全く違います。一次審査を通過した案件に対して、令和9年1月上旬に実施される「二次審査(面接・プレゼンテーション審査)」への合格が絶対条件です。
この面接審査は、計画書を単なる代筆屋に任せて内容を理解していない「代表者丸投げ申請」を排除するための極めて厳しい関門です。代表取締役や開発主責任者が、面接官(診断士や技術士、大学教授)からの開発技術、費用見積、社会実装性に関する全方位の鋭い質問に対して、自らの言葉で一貫性のある回答を完遂しなければ交付決定は得られません。
Q2. 申請エントリー(7/9〜8/12)を忘れてしまった場合、書類提出期間(8/14〜9/3)にJグランツから提出すれば受理されますか?
A2. いいえ、1秒でも締め切りを過ぎた場合、エントリー未完了として書類審査への提出資格を失い、システムから100%却下(門前払い)されます。
公社のスケジュールは極めて厳格であり、先着順ではないものの、事前エントリーが書類受付のロック解除キーを兼ねています。いかなる通信遅延やシステムトラブル、事情であっても救済措置は一切ありませんので、余裕を持った1週間前までの事前エントリー完了を推奨します。
Q3. 大学と共同研究を進める際、その共同研究費用をすべて「委託・外注費」に計上して助成対象にできますか?
A3. はい、助成対象期間内(最長3年)に契約、支払い、検証がなされた共同研究契約の費用は「委託・外注費」として助成(2/3)の対象に含めることができます。
ただし、その大学側に自社グループの出資関係や役員兼任などの「自己利益相反」が1ミリもないことが大前提となります。さらに、大学に支払う共同研究費の見積もりに関しても、公社指定の明細項目(一式ではなく内訳が精緻に分解されたもの)を提示できる契約構造が必須です。

融資11億円・補助金9億円超の調達実績を持つ、株式会社Resultの完全伴走サポート

東京都の「TOKYO戦略的イノベーション促進事業(最大8,000万円)」は、高額な研究開発資金が得られる一方、大学等アライアンス契約の構築、イノベーションテーマの整合、そして人件費や委託費の極めて緻密な財務監査(証憑管理)が申請者に課されます。

私たち株式会社Resultは、一時的な安さや不当な「丸投げ作成」「代理送信」を謳う悪質なブローカーとは一線を画し、行政書士法や関係法令、助成金規約を徹底的に遵守する、中小企業診断士法人です。

  • 代表・佐藤勇樹(中小企業診断士)による直接支援:千葉商科大学出身初の「中小企業診断士」資格を取得し、IT業界最大手の大塚商会でIT導入実務の最前線に3年間携わった佐藤が、IT(3Dやシステム構築)と財務(銀行交渉)の双方のプロフェッショナルとして直接ご支援します。外部の無資格ライター等への計画書の横流し・中抜き外注行為は一切行っておりません。
  • アライアンス契約の適正化・財務設計:他機関連携や委託費計上における資本・人的制限を網羅的にチェックし、実績報告時に公社から「1円の不交付」も出さないための盤石な財務スキームと、賃金台帳の一次情報をベースにした正しい直接人件費計画の検算を精緻に行います。
  • テレビ出演実績:代表の佐藤勇樹は、テレビ・報道番組「ABEMA Prime」などにスタジオ生出演し、補助金業界の不健全な代行ブローカーの排除や、法令順守・事業計画の適正化に向けた鋭い警鐘と社会的オピニオンを発信しています。
  • 徹底した「面接審査」の模擬ロープレ指導:1月上旬の二次審査を突破するため、有識者(技術士・診断士・大学教授等)の質問の癖を完全にシミュレーションした本質的な模擬プレゼン・ロープレ対策を実施。代表者自身が「圧倒的な説得力」で回答を完遂できるよう完全伴走します。

関連情報・出典参考リンク集

本記事で解説した「TOKYO戦略的イノベーション促進事業(令和8年度)」に関する公社公式の要領や、佐藤勇樹の出演動画などの一次ソースリンク集です。

■ TOKYO戦略的イノベーション促進事業 助成金公式サイト
■ 執筆・監修者SNSおよび生出演メディア

【初回無料個別診断】あなたの開発計画は最大8,000万円対象になる?プロの診断士がスピード要件判定します!

「この他企業・大学とのアライアンス案で、連携必須要件(利益相反)を本当にクリアできているか?」「イノベーションマップのどの開発テーマに自社の靴・手袋・アパレルIT技術を適合させるべきか」「二次審査(面接審査)を突破するための本格的な模擬ロープレ指導を頼みたい」など、最大8,000万円の助成獲得を本気で目指すベンチャー・中小企業経営者様は、お一人で悩む前にぜひ株式会社Resultの無料相談をご活用ください。
申請エントリーは令和8年8月12日(水)17:00までと、準備期間は1カ月程度しかありません。今すぐの正確な要件適合とアライアンス相手の確認が、採択(交付決定)への分かれ道です。下記フォームよりお早めにお問合せください!

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最終更新日:2026年7月8日 | 執筆・監修:株式会社Result 代表取締役 佐藤勇樹(中小企業診断士・認定経営革新等支援機関、公式X:@yuki_resultceo

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この記事を書いた人

佐藤勇樹のアバター 佐藤勇樹 中小企業診断士

千葉商科大学出身で、出身大学初の「中小企業診断士」の資格を取得。
大学卒業後、大塚商会に就職し3年働いたのち融資・補助金コンサルタントとして独立。
独立3年での融資・補助金の調達総額は9億1,431万円(令和5年12月時点)。
現在は中小企業診断士として、引き続き補助金コンサルタントとして補助金の申請・代行業務を中心にしつつ、自身の補助金コンサルタントのスキルを体系化した「補助金コンサルタント養成講座」を主催し、後進の士業の育成を行っている。
著書:中小企業診断士17人の合格術&キャリアプラン
2026年6月、ABEMAPrime#アベプラに補助金コンサルタントとして出演